2026年5月15日

うちの採用、どこが間違ってる?——読みながらわかるセルフ診断

採用がうまくいっていない気はする。でも、何が問題かよくわからない。

そういう経営者に向けて、チェックリスト形式でまとめました。5つのカテゴリ、計20項目です。読みながら「うちはどうか」と照らし合わせてみてください。


チェックの仕方

各項目について、「できている → ○」「できていない・わからない → ✗」で数えてください。カテゴリごとに✗の多いところが、今の採用課題が集まっている領域です。


診断① 求人票の中身

  • 仕事内容の欄が「一行」で終わっていない
  • 「1日の流れ」や「入社後に任される仕事」が書いてある
  • 「未経験歓迎・やる気のある方」以外の言葉で応募してほしい人を説明している
  • 給与・休日以外に、働く環境についての情報がある

✗が2つ以上の場合: 求人票の情報量が足りていません。どんな会社かが伝わらず、給与だけで比較されている可能性があります。求人票の改善ポイントはこちらの記事を参考にしてください。


診断② ターゲット設定

  • 「どんな人に来てほしいか」を一言で説明できる
  • 来てほしい人の「生活スタイル」や「仕事への姿勢」をイメージできている
  • 自社に合わない人物像もイメージできている
  • 今在籍している「長く続いている社員」に共通する特徴を説明できる

✗が2つ以上の場合: ターゲットが曖昧です。誰にでも刺さろうとした求人は、誰にも刺さりません。「ちょっと絞りすぎかな」と感じるくらいで、応募精度は上がります。


診断③ 面接の進め方

  • 面接で「なぜこの会社を選んだか」を必ず聞いている
  • 候補者に会社の情報(現場の様子・評価の基準・入社後の流れなど)を伝える時間がある
  • 面接後、候補者に「次のステップ」をその場で説明している
  • 面接結果の通知は、遅くとも1週間以内に出している(候補者の意欲が冷めにくい目安として)

✗が2つ以上の場合: 面接が「選ぶ場」になっているだけで、「選ばれる場」になっていない可能性があります。候補者は複数社を受けています。面接の印象が、最終的な応募先を絞る判断材料になります。


診断④ 会社の見え方(情報発信)

  • 求人を出しているとき、会社のホームページが1年以内に更新されている
  • 社員の顔・職場の雰囲気が、HPや採用ページで確認できる
  • 会社名でGoogle検索したとき、採用に役立つ情報が出てくる
  • ハローワーク・求人サイト以外に、自社から発信している採用情報がある

✗が2つ以上の場合: 求人票を見た候補者が会社を検索したときに「ここは大丈夫そうだ」と判断する材料がない状態です。求人票を整えても、会社の姿が見えなければ応募ボタンは押されません。


診断⑤ 採用後の受け入れ体制

  • 入社後1週間の流れが決まっている(初日に何をするかが明確)
  • 入社した人が「誰に何を聞けばいいか」わかる仕組みがある
  • 入社後1〜3ヶ月以内に、上司や経営者と1対1で話す機会がある
  • 過去に「入社後3ヶ月以内に辞めた」ケースがあれば、その理由を把握している

✗が2つ以上の場合: 採用できても定着しないサイクルに入っている可能性があります。採用にかけたコストは、入社後すぐ辞められると丸ごと損になります。受け入れ体制を整えることは採用コストの削減にもつながります。


診断結果の見方

✗の合計数 状態
0〜3個 採用の基本はできています。あとは継続と細かい改善です。
4〜8個 改善できる余地が複数あります。✗が多いカテゴリから手をつけると効率的です。
9個以上 採用活動の設計全体を見直す必要があります。どこから始めるかを整理しましょう。

✗が集中しやすいパターンと対処

求人票・情報発信に✗が集中 → 「届いていない」問題

環境や働き方は整っているのに、それが求職者に伝わっていない状態です。書き方・見せ方を変えるだけで応募数が変わる可能性があります。給与以外の強みを言葉にする方法はこちらで解説しています。

面接・採用後に✗が集中 → 「選ばれない・続かない」問題

応募は来るのに採用が決まらない、または採用してもすぐ辞める、というケースに多いパターンです。求人票より先に、受け入れ側の体制を見直す必要があります。

全カテゴリに✗が散らばっている → 「どこが問題かわからない」状態

採用活動の全体設計が曖昧なまま動いている状態です。まず「どんな人に来てほしいか」というターゲット設定を固めることから始めてください。他の項目はそこから見えてきます。


まとめ

  • 採用がうまくいかない原因は一つではなく、複数の領域に分散している
  • チェックリストで✗が多かった領域が、今取り組むべき課題
  • 全部を一度に直す必要はない。✗が集中しているカテゴリから一つずつ

このチェックリストを見て「うちはここが弱いな」と気づいた点があれば、お気軽にご相談ください。現状をお聞きして、何から手をつけるべきかを一緒に整理します。

→ 関連記事: 求人を出しても来ない会社とすぐ埋まる会社の違い / 給与以外で選ばれた会社の話

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