2026年9月7日

Indeedにもハローワークにも出しているのに、Google検索で自社求人が見つからない理由

Indeedにもハローワークにも出しているのに、Google検索で自社求人が見つからない理由

「求人はIndeedにもハローワークにも出している。なのに、自分でGoogleで検索しても自社の求人が出てこない」——そんな相談を受けることがあります。

求職者の中には、求人サイトを開く前に「盛岡市 施工管理 求人」のように、地域名と職種名でGoogle検索することがある人もいます。このとき検索結果の上部に表示される求人一覧の枠——通称「Googleしごと検索(Google for Jobs)」——に自社の求人が出ているかどうかで、見られる機会そのものが変わります。この記事では、複数の媒体に求人を出しているのにGoogleしごと検索に出てこない理由と、自分で確認する方法を解説します。


この記事が扱う範囲

AIに求人票を書かせてみた。その結果と、私が手を入れた理由は求人票の「文章の中身」、Indeed 応募が来ない原因と改善ポイントはIndeed単体での見え方・応募率の改善を扱いました。本記事はそのどちらとも異なり、「Googleしごと検索という掲載経路そのものに、そもそも乗っているかどうか」という手前の話に絞ります。口コミなど第三者評価の影響については「Googleマップの口コミが採用を左右している」を参照してください。


Googleしごと検索は、普通の検索結果とは別の仕組みで動いている

まず整理しておきたいのは、Googleしごと検索が「Web検索でどれだけ上位に表示されるか」とは別の仕組みだということです。

通常のGoogle検索は、ページの内容やリンクの評価などをもとに順位を決めます。一方でGoogleしごと検索の求人枠に表示されるには、その求人ページに「これは求人情報である」とGoogleに正しく伝えるための特別なタグ(構造化データ、専門的にはJobPostingと呼ばれる形式)が埋め込まれている必要があります。

つまり、いくらページの内容が充実していても、この特別なタグが入っていなければ、Googleはそのページを「求人」として認識できません。通常の検索結果には出てきても、しごと検索の枠には出てこない、ということが起こります。

Indeedやハローワークに出しても、自社の求人が出るとは限らない理由

ここが誤解されやすいポイントです。「求人媒体に出稿する」ことと「Googleしごと検索に載る」ことは、イコールではありません。

  • Indeed:Indeedは、自社サイトへのアクセスがGoogle経由に流れてしまうことを避ける方針から、GoogleがIndeedの求人ページをしごと検索用に取り込むことを認めていません。そのためIndeedに掲載しただけでは、内容の充実度にかかわらず、Googleしごと検索には基本的に反映されません。
  • ハローワーク:ハローワークインターネットサービスの求人ページは、この構造化データに対応していないことがあります。その場合、ハローワークに掲載していても、Googleしごと検索には反映されません。求職者がハローワークのサイトを直接開けば見つかりますが、「地域名+職種」でのGoogle検索では拾われない、という状態になります。
  • 自社の採用ページ:自社で採用ページを作っている場合、そこに構造化データを入れていなければ、当然しごと検索には出てきません。この対応がされていないまま公開されている採用ページも少なくありません。

複数の媒体に出しているつもりでも、それぞれの媒体・ページごとに「構造化データが入っているか」がバラバラなため、検索結果での見え方にムラが出ます。

自社の求人が出ているか、自分で確認する方法

専門知識がなくても、次の2つの方法で確認できます。

方法1:実際にGoogle検索してみる

スマートフォンやパソコンで「地域名+職種名」(例:「一関市 事務 求人」)を検索し、検索結果の上部に求人が並んだ枠が表示されるか確認します。枠が出た場合、その中に自社の求人があるかをチェックします。枠自体が出ない検索語もあるため、複数のキーワードで試すのがおすすめです。

方法2:Googleのリッチリザルトテストで自社ページを直接確認する

自社の採用ページや、求人媒体上の自社求人ページのURLを、Googleが無料提供している確認ツールに入力すると、そのページに求人用の構造化データが認識されているかどうかが表示されます。「求人情報」として認識されていなければ、そのページはGoogleしごと検索の対象になっていません。

対応できることは何か

構造化データの追加は専門的な作業になるため、すべてを自社で対応する必要はありません。ただし、次の点は経営者・採用担当者の判断で見直せます。

確認項目 対応の方向性
求人媒体側の対応状況 →Indeedなど参加していない媒体だけに頼らず、Googleしごと検索に反映される経路(自社採用ページなど)を別途確保する
自社採用ページの有無 →ページがあるなら、Web制作会社・担当者に構造化データ対応を依頼する
求人内容の充実度 →仕事内容・給与・勤務地などの項目が薄いと対象から外れることがあるため、内容を具体的にする
掲載期限切れの放置 →募集終了後も古い求人ページを残すと、期限切れ情報として評価が下がることがあるため、更新・削除を行う

Indeedやハローワークへの掲載自体は応募経路として引き続き有効ですが、Googleしごと検索への露出を狙うのであれば、自社採用ページへの構造化データ実装が中心の対応になります。


まとめ

  • Googleしごと検索は通常の検索順位とは別の仕組みで、求人ページに専用の構造化データが必要
  • Indeedはそもそも参加しておらず、ハローワークも対応していないことがあり、掲載しているからといってGoogleしごと検索に載るとは限らない
  • ハローワークや対応していない自社採用ページは、構造化データがなければ検索の求人枠には出てこないことがある
  • 実際にGoogle検索してみる/確認ツールでページを調べることで、自社の状況を把握できる

まずは自社の求人が実際にどう見えているかを確認するところから始めてみてください。仕組みが分かりにくく、対応に迷う場合は、一度状況を相談してみるのも一つの方法です。

よくある質問

Q1. Googleしごと検索に載せるために、自社で専門的な作業をしなければいけませんか?
自社採用ページに構造化データを追加する場合は、Web制作会社などによる専門的な作業が必要になります。Indeedのように、そもそもGoogleしごと検索に参加していない媒体もあるため、求人内容を充実させるだけでは解決しないケースがある点に注意してください。

Q2. ハローワークだけに求人を出している場合、Googleしごと検索には絶対に出ませんか?
媒体側の対応状況によって変わるため一概には言えませんが、対応していない場合は反映されないことがあります。心配な場合は、リッチリザルトテストなどの確認ツールで実際のページを確認することをおすすめします。

Q3. 求人情報を更新したら、Googleしごと検索への表示はすぐに変わりますか?
Googleが情報を再取得するまでには時間差があるため、更新してもすぐには反映されないことがあります。しばらく期間を置いてから、再度検索して確認してみてください。

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