2026年10月19日

高校だけじゃない。地元の専門学校・短大とつながる、最初の一歩

学校の就職窓口で、経営者が担当職員に求人票を差し出して相談している様子

「新卒を採るなら、まず地元の高校」。そう考える会社も少なくないでしょう。実際、高校との関係づくりは大切な一歩です。

ただ、地元には専門学校や短大、大学もあります。そこで学ぶ人たちにとって、地元の中小企業は十分に選択肢になり得ます。それでも「どこに連絡すればいいのか分からない」まま、手がつかないことも少なくありません。

結論から言うと、専門学校・短大との関わりは、学校の就職担当部署に連絡して「求人票を受け付けてもらえるか」を聞くことから始まります。難しい準備は要りません。

この記事では、求人票の出し先、学校側が知りたい情報、担当者との関係の作り方、時期の考え方を整理します。なお、制度や受付の時期は学校によって異なります。ここで書くのは一般的な考え方で、最終的には各学校への確認が前提です。

高校と、何が違うのか

高卒採用では、学校を通じて求人を出す流れが比較的はっきりしています。専門学校・短大・大学も学校を窓口にできますが、動き方には違いがあります。大学のキャリアセンターとの関わり方も、基本的な考え方は近いと考えられます。

観点 高校 専門学校・短大・大学
窓口  → 進路指導の先生  → 就職課・キャリアセンター・担当教員など(学校により異なる)
学生の動き  → 学校経由の応募が中心  → 学校の求人情報を見たうえで、自分で応募する形もある
受付の時期・方法  → 学校や地域のルールに沿う  → 学校により異なる

とくに専門学校は、学科ごとに学ぶ内容が分かりやすい傾向があります。学科と仕事内容が重なるかどうかが、学生にも学校にも分かりやすい接点になります。

最初の一歩:求人票の出し先を知る

まずは、学校の窓口を調べます。

  • 学校のウェブサイト:「企業の方へ」「求人をご希望の企業様」といったページがある学校もあります
  • 電話での問い合わせ:就職課やキャリアセンターに「求人票を出したい」と伝えれば、受付方法を案内してもらえる学校もあります
  • 既存のつながりをたどる:自社の従業員の出身校や、取引先の紹介も入口になります

聞いておきたいのは、次の点です。

  • 求人票の提出方法(郵送・メール・専用システムなど)
  • 学校指定の様式があるか
  • 受付の時期や、掲載の期間
  • 学科や学年ごとに分けて見てもらう必要があるか

これらは学校によって違います。「他校のやり方」を前提にせず、1校ずつ確認するのが確実です。

学校側が知りたい情報

就職担当の方は、学生に紹介してよい会社かどうかを見ています。求人票のほかに、次のような情報があると安心につながります。

  • 仕事内容を具体的に:学科で学んだことが、どの場面で使えるか
  • 働く環境:勤務地、勤務時間、休日、研修の有無
  • 採用の流れ:応募から内定までの手順と、連絡の目安
  • 受け入れの姿勢:新卒を迎える体制や、先輩社員の様子

求人票の書き方そのものは、求人票の「仕事内容」欄、こう書くと応募が変わるでも扱っています。専門学校向けには、学科とのつながりが伝わる一文を足すだけでも伝わりやすくなると考えられます。

担当者との関係の作り方

求人票を出したら終わり、ではありません。学校の担当者と顔の見える関係ができると、学生への紹介のされ方が変わることがあります。

求人票を出すとき、一言添える

メールや電話で、会社の概要と、どんな人に来てほしいかを簡単に伝えます。長い説明は要りません。「どんな会社か」が相手の頭に残ることが目的です。

訪問の機会を持つ

高校と同じく、学校への訪問は関係づくりに役立つことがあります。段取りの考え方は高校訪問の記事が参考になります。ただし、専門学校や短大では訪問を受け付ける形や時期が異なる場合があるため、事前に連絡して都合を聞くのが無難です。

結果を返す

選考の結果や、採用した場合の入社後の様子を共有すると、担当者の安心につながります。応募がなかった年も、翌年以降に続けて連絡することで、会社の名前を覚えてもらいやすくなります。

時期の考え方

学生の就職活動の時期は、学校や学科によって差があります。ここで特定の時期を断定することはできませんが、考え方の目安は次のとおりです。

  • 募集を考え始めたら、早めに学校へ問い合わせる:受付開始の時期を聞くことが第一歩です
  • 学科ごとのスケジュールを確認する:同じ学校でも、学科で動き出しが違うことがあります
  • 学校の行事を知る:学内の企業説明会や合同説明会の有無も、聞けば教えてもらえます

学内説明会や合同説明会に出るかどうかは、「合同説明会に出て意味があるのか」の考え方も参考になります。

全部を一度にやらなくていい

学校との関わりは、一度に広げる必要はありません。

段階 やること
まず  → 地元の学校を1〜2校選び、就職窓口に受付方法を問い合わせる
次に  → 求人票を提出し、担当者に一言添える
その先  → 訪問や説明会への参加を、様子を見ながら検討する

新卒採用そのものが自社に合うかどうか迷う場合は、新卒と中途の使い分けから考えるのもひとつの方法です。

まとめ

  • 専門学校・短大との関わりは、就職課やキャリアセンターへの問い合わせから始まる
  • 受付の方法・時期・様式は学校により異なる。1校ずつ確認する
  • 学校は、仕事内容・働く環境・採用の流れが具体的に分かる会社を紹介しやすいと考えられます
  • 求人票を出したら、一言添える・訪問する・結果を返すことで関係ができやすくなる
  • 最初は1〜2校で十分。無理に広げず、続けることを優先する

高校だけで採用を考えていると、出会える人の幅が限られることがあります。地元の専門学校や短大にも、自社の仕事に関心を持つ人がいるかもしれません。まずは学校のウェブサイトを開いて、「企業の方へ」のページを探してみる。そこから始めてみてください。


地元の学校との関わり方で迷うときは、お気軽にご相談ください。

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