2026年5月6日
中途採用でも新卒採用でも外せない、小さな会社の採用の基本
「新卒採用と中途採用は別物」と思っている会社は多いです。
確かに募集方法や選考のタイミングは違いますが、採用する側がやるべき基本は共通しています。
専任の人事担当がいない会社こそ、この共通の基本を押さえておくことが大切です。
1. 「どんな人に来てほしいか」を言葉にしておく
新卒採用では「明るくて素直な人」、中途採用では「即戦力」という言葉だけで採用を進めていませんか。どちらも言葉が抽象的なまま進むと、選考の判断がブレますし、入社後に「思っていた人と違う」というミスマッチが起きやすくなります。
「入社後6ヶ月でどういう仕事を任せたいか」「どんな場面で活躍してほしいか」を採用担当者の中で言語化しておくだけで、面接での質問も変わりますし、候補者への説明もずっとわかりやすくなります。
2. 会社の「課題や難しさ」も正直に伝える
小さな会社ほど、いいことだけ伝えて採用しようとするケースが目立ちます。
ただ、実態と違う期待を持って入社した人は早期に離職しやすい。特に地方の中小企業では、一人の離職が会社全体に与える影響は大きいです。
「うちはこういう課題を抱えている」「こんな大変さがある」を正直に伝えた上で「それでも来たい」と思ってくれる人の方が、長く働いてくれます。新卒でも中途でも、この原則は変わりません。
3. 入社後のフォローを最初から設計しておく
採用が決まったら終わり、になっていないか振り返ってみてください。
中途採用は「経験者だから大丈夫」と放置されがちですが、職場の文化や仕事の進め方は会社ごとに違います。新卒はもちろん、中途でも最初の数ヶ月に「誰が何をどこまで教えるか」を決めておかないと、本人が孤立して辞めていくパターンになりやすい。
専任の人事がいなくても、「最初の1ヶ月は〇〇さんがフォローする」と決めておくだけで定着率は変わります。
4. 採用の軸を社内で共有しておく
採用の判断が経営者一人に集中している会社では、現場社員と「どんな人を採りたいか」のイメージがズレていることがあります。入社後に「なんでこの人を採ったんだろう」という空気が生まれると、新しい人が職場に馴染みにくくなります。
面接前に採用基準を簡単に共有しておくだけでも、現場の受け入れ体制が変わります。
まとめ
新卒・中途に関わらず、採用で失敗しやすい会社には共通のパターンがあります。
- 「採用要件が曖昧」
- 「いいことしか伝えない」
- 「入社後のフォローがない」
- 「社内で基準が共有されていない」
この4つを整えるだけで、採用の質は大きく変わります。
専任の人事部門がなくても、採用の基本は実践できます。
まずは「次に採る人にどうなってほしいか」を一度言葉にしてみてください。