2026年5月24日
社員の「生の声」を採用に活かす——社員インタビューの作り方と使い方
社員の「生の声」を採用に活かす——社員インタビューの作り方と使い方
採用ページや求人票に「アットホームな職場です」「やりがいのある仕事です」と書いても、候補者の心にはほとんど届きません。
経営者や会社が自分で書いた言葉は、候補者から見ると「当然そう書くよな」と受け取られやすいからです。
これを変えるのが社員インタビューです。実際に働いている社員の言葉は、同じ内容でも信頼度が上がりやすいです。「うちは成長できる環境です」より「入社2年目で顧客を担当するようになった」という一言の方が、伝わるものが全然違います。
この記事では、社員インタビューをゼロから作る方法を解説します。
どんな形式でも構わない
社員インタビューというと「動画」や「専用ページ」をイメージしがちですが、形式は問いません。
- 採用ページにテキストで掲載する
- Instagramに写真+コメントで投稿する
- 求人票の「仕事内容」欄に一言を引用する
スマホで撮った写真と数行のテキストでも、十分に機能します。まず小さく始めることが大事です。
質問設計:候補者が知りたいことを聞く
社員インタビューで失敗しやすいのは、「会社の紹介になってしまう質問」を聞いてしまうことです。
×NG例:
– 「この会社のいいところを教えてください」
– 「仕事にやりがいを感じますか?」
これらは「いいこと」しか言いにくい質問で、答えが一般的になりやすいです。
◯よい質問の例:
– 「入社前に心配していたことは何ですか?」
– 「今の仕事で一番大変だったことは?」
– 「入社前と入社後で、一番イメージが変わったことは?」
– 「どんな人がこの職場に向いていると思いますか?」
– 「1日の仕事の流れを教えてもらえますか?」
「不安だったこと・大変だったこと」を聞く質問が特に有効です。候補者は「きれいな話」より「リアルな話」を求めているからです。
インタビューの進め方
社員の選び方
最初は1〜2名から始めます。以下のような方が話を引き出しやすいです。
- 入社3〜5年目(入社前後の変化が語りやすい)
- 未経験で入社した方(未経験応募者の不安を解消しやすい)
- 現場で活躍しているリーダー格(具体的なエピソードを持っている)
進行のコツ
インタビューは10〜15分でも十分です。事前に質問リストを渡しておくと、社員も答えやすくなります。
発言をそのまま使うより、「要点をまとめて本人に確認してもらう」流れにすると、クオリティが安定しやすいです。
録音またはメモを取りながら進め、後でテキスト化します。
掲載・活用のパターン
採用ページに掲載する
写真+Q&A形式(3〜5問)で掲載するのが最もスタンダードな形式です。入社前の不安・入社後の変化・仕事の具体的な内容が伝わると効果的です。
求人票に一言引用する
「入社後に一番驚いたのは、社長との距離の近さです(営業部・Aさん)」のような一言を求人票に差し込むだけで、文章に体温が出ます。
SNSで定期的に投稿する
Instagramや X(旧Twitter)で「社員紹介」として定期投稿すると、採用広報コンテンツとして機能します。(SNS採用の活用についてはこちら)
採用広報のネタ出し全般についてはこちらの記事も参考になります。
まとめ
- 経営者が書く言葉より社員本人の言葉の方が候補者に信頼されやすい
- 質問は「不安だったこと・大変だったこと・リアルな変化」を聞くと深みが出る
- 動画・専用ページでなくても、テキスト+写真で十分機能する
- 求人票への一言引用・採用ページ掲載・SNS投稿など複数の使い道がある
社員インタビューの作成・採用コンテンツの整備について相談したい方は、まずお気軽にご連絡ください。